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英語をどう学ぶか?

- Part 2

(How to learn English)

受験英語を通しての社会体験とグローバルコミュニケーションスキルの習得 – Part 2

Part 1 では、従来からある”詰め込み・苦痛型“の受験英語の学び方を工夫することにより、こどもたちが理想の学び方を身に着け、社会体験とグローバルコミュニケーションスキルを習得できるか?という問いに答えるために、まず初めに、大学受験における受験英語と受験産業の現状を分析してみました。

現状を改めて振り返ると、今の英語教育の指導法や教え方が多くの ”英語嫌い“ の子供たちを生んでいると思わざるを得ません。また、学校で英語を何年間も習っているにもかかわらず、英語でのグローバルコミュニケーション能力は殆ど身に着きません。Part 1でも書いたように、別の機会で ”あるべき理想の英語教育“に関して私なりの考えをまとめたいと思います。

この英語教育の現状にも一石を投じるべく、WINGS Educationの活動を展開していきたいと思っていますが、一朝一夕では簡単に変わらない中、受験に直面する子供たちが笑顔で楽しく好奇心を持って英語を学び、受験に合格するための英語力+理想の学び方の習得 (Win - Win) を達成できるよう、知恵を絞りながら色々な方法を取り入れていくことを考えています。

  • 合格のための英語力 = 自分にとっての Win = Win to myself
  • 理想の学び方の習得 = 社会にとっての Win = グローバル市民として成長するスキルを学び、次世代に引き継いでいく

今は大学受験を目指す知人の子供のための手助けをしていますが、うまく進めば、より多くの、幅広い年齢層の子供たちを対象に "Win-Win 方法" を広げていきたいと計画しております。このPart 2では以下、幾つか実行段階の “Win-Win 方法をまとめてみました。

1. 英語のリスニング

  • 一番の理想は “毎日が英語漬け“ の環境でリスニングを習得することですが、インターナショナルスクールなどに通わない限り、今の学校や塾・予備校は、ネイティブスピーカーの英語を毎日聞く”英語漬け“ とは程遠い環境下にあります。
  • また、学校や塾・予備校では ”英語のリスニングをどう学べばいいのか “ を子供たちに教えること (teach how to learn) にあまり多くの時間を割いているとは思われず(そもそもほとんどの学校の先生や塾・予備校講師はネイティブスピーカーではなく、実社会・ビジネスの現場でのグローバルコミュニケーションの経験も少ないと思われます)、リスニングのハウツー本やCD教材などを使って “とにかく聞く” 方法などにより、各々が自分の工夫したやり方でリスニングを学んでいるのが現状ではないでしょうか。
  • 一方で、一歩教室から外へ目を向けると、例えば新幹線、飛行機、電車、バス内での英語での案内放送、博物館・水族館・美術館・動物園での英語での案内、アニメミュージアム(藤子不二雄ミュージアム・ジブリ美術館など) での英語音声ガイドやテーマパーク(例えばディズニーランド)でアトラクションの列に並んでいる間に頻繁に流れる英語での案内など、普段あまり耳にすることがない完璧なネイティブスピーカーの英語を聞ける場所はいまや大変多くなっています。特にテーマパークなどは多くの子供たちに人気の場所であり、楽しい体験をしながら英語が聞ける場所だと思います。幾つかの参考例を下の図にまとめてみました。

そこで、例えば: 

  • 予めインターネットでテーマパークの英語での案内放送を検索する。(下記 You Tubeは一例です。)
  • 検索してダウンロードした実際の場所で放送されている英語を、ファシリテーターの手助けのもとテーマパークに行った楽しそうな自分を想像しながら、理解できるまで何十回、何百回も繰り返し聞いて予習する。実際にテーマパークにいくプランがあって、その直前に予習すれば、モチベーションもアップすることでしょう。
  • リスニングの予習ができたら、実際にテーマパークに遊びに行く機会をフル活用して、英語の案内放送が聞き取れるかどうかチャレンジする。
  • テーマパークの案内パンフレットなども英語の物を選べば、一日中まさに英語漬け。アトラクションの待ち時間にも、隣に並んだ外国人と会話する機会などに恵まれるかもしれません。これはあくまで一例ですが、遊びと学びの一石二鳥 - まさに “楽しく体験しながら本物の英語を学ぶ” ことが実践できると思います。このようなネイティブ英語を聞き取ることができれば、たとえばセンター試験やTOEICのリスニングテストを容易に聞き取ることもできるようになると思います。

知人の子供は、この方法で一緒にリスニングを学んだあとセンター試験のリスニング模試を受けることになったのですが、”リスニング問題を前よりも余裕を持って聞けたし、点数もアップしたよ!“ という嬉しい報告がありました。

他に、外国人のための英語での “東京はとバスツアー” や 各地での”観光ツアー“ なども大変魅力的な学びの場であろうと思います。インターネットを利用して、はとバスの英語ツアーも予習が可能であり(You Tubeなど、またはファシリテーターが予め参加して予習するのもいいですね)、その後実際ツアーに一緒に参加することにより、リスニングに磨きをかけることができると思います。

このような英語ツアーのガイドさん達は、ネイティブスピーカーでない場合が多いかもしれませんが、実際にYou Tube などで見た限りではほぼバイリンガルの人達だと思われ、アメリカ英語とは少し違う特徴のある英語の発音を聞くいい機会にもなります。また、ファシリテーターの手助けのもと、ツアーに参加している外国人との英語での会話・コミュニケーションを無料で実体験できるチャンスもあるかと思います。2020年に開催される東京オリンピックでは、日本を訪れる外国人に、英語での東京案内をできるようになっているかもしれませんね!

さらに知恵を絞れば、”楽しい体験をしながら英語のリスニング“ に磨きをかける機会をまだまだたくさん探すことができると思うので、今後はこの “体験型リスニングメニュー” を増やしていく予定です。

2. 英語の長文問題・解釈 (大学受験の例)

  • 某私立大学の英語の長文問題の例では、中国の電子商取引最大手のアリババという会社とその創業者ジャック・マーの成功に関することが書かれており、文中には、IPO (新規株式公開) などの経済用語も書かれていました。経済ニュースを目にする方であれば、2014年に、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場したときの、史上最大の資金調達を実現したアリババと創業者のジャック・マーを覚えているかと思います。
  • 他の例では、国による最低賃金設定の是非に関する長文(その中では、世界長者版付けの常連であるマイクロソフトのビルゲイツや、オマハの賢人とよばれている著名な投資家ウォーレン・バフェットなどの名前も出てきます)、相続税に関する長文(日本と他国の相続税率の違いとその是非)、同性結婚についての議論など、よく新聞やニュースで話題になっている事柄に関する文章を読んで ”正解に答える“ 長文問題などがあります。
  • このような文章を読むときは(例えばアリババの例)、イーコマース (電子商取引) のグローバル会社、それらの有名な経営者、株式公開の仕組みなどのある程度の知識があるかどうかによって、その内容(コンテクス)の理解力や、入試で要求される読むスピードも格段に違ってくると思います。
  • そこで、例えば過去問を勉強するときも、問題文だけにファーカスして辞書片手に勉強するのではなく、その内容から発展して、ファシリテーターの手助けのもと例えばより広いイーコマース業界に関して調べたり、実際の株式取引や為替変動など、世の中や実経済で実際に日々起こっている事柄をできれば英語(たとえば英語版の日本の新聞(ジャパンタイムズなど)で調べて学ぶことは、社会とのつながりや世の中の事を知るとても貴重な機会になると思います。
  • この過程で、例えば株式投資のデモを実際にパソコンで体験したり、外に出て買いものをするとき、普段とは違う視点(例えば広告、値段、商品の陳列方法の比較など)で世の中を見ると、いろいろな新しい気づきや学びがあります。このような体験は、単に英語の読み書きのスキルや入試問題を解くスキルだけではなく、将来役に立つ知識や教養を身に着けるきっかけになると期待します。 
  • もちろん、それらを一緒に体験し手助けするファシリテーターが、様々な経験・教養・知識や体験をもっていることにより、より深い学びの手助けになると思います。一緒に学び、考え、英語を使って議論することにより、英語がより身近になると共に子供たちのグローバルコミュニケーションスキルを磨くきっかけにもなるでしょう。

これらはまだほんの一例ですが、せっかく時間をかけて英語を学ぶのであれば、受験英語のための教室内での一方向の学びではなく、より好奇心を持って、モチベーションが上がる方法で学ぶことにより、受験に合格するための英語力と共に理想の学び方の習得が出来ると強く信じております。今後は ”Win-Win" 方法をさらに発展させると共に、子供たちの手助けが出来る経験豊かなファシリテーターの輪も広げてゆきたいと思います。

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